2020年2月に初回のご案内をさせていただきましたが、その後、新型コロナウイルス感染拡大のため状況が大きく変化致しましたので、改めてご挨拶をさせていただきます。
2020年(令和2年)10月30日(金)、31日(土)の2日間、大阪府豊中市の千里ライフサイエンスセンターにおいて第40回日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会総会を開催致します。今回のサブテーマは「サルコイドーシスのフロンティア」と致しました。日進月歩の医療界にあって、サルコイドーシス関連領域の最先端を行く研究や診療を念頭に置いたシンポジウムや教育講演のプログラム企画を予定しております。一方で、一例一例の病態の多様性を大切にする症例報告や一般演題も広く募集いたします。また、昨年「JCS 2016 Guideline on Diagnosis and Treatment of Cardiac Sarcoidosis」が国際的に発信できたことを機会に、今回は心臓サルコイドーシスを含めて、サルコイドーシスの診断基準や診療の手引きと、その国際化にも焦点をあててみたいと思っています。
本学会の特徴は、全身性疾患であるサルコイドーシスに関わる、基礎医学系から臨床医学系まで多くの領域の関係者が一同に会して活発な議論が行われ、情報交換と親睦交流が行われることです。また、次世代を担う人材育成のために従来よりYIAが設けられ若手の参加を推進しています。
東京オリンピックは来年に延期されることになり、また4月には緊急事態宣言が発出されました。本年10月末には状況が落ち着き、第40回の節目となる本総会と学術集会が通常と同じように開催されることを願って、参加者の皆様の記憶に残る有意義で充実した会になるよう関係者一同努めております。多くの皆様に、秋の大阪での本総会にご参集いただき、お目にかかれますことを心より願っております。
2020年5月吉日