会長挨拶
この度、コロナ禍で延期させていただきました第14回日本CAOS(コンピューター支援整形外科)研究会、第26回日本MIOS(最小侵襲整形外科学会)を合同で2020年9月21日(月)、22日(火)に高知市医療センターにてhybrid方式で開催させていただきます。
国内外のあらゆる学会が中止に追い込まれ、web開催に切り替わってきています。参加者の健康を第一に考えますと止むを得ません。本学会も非常事態の場合には完全webで開催できるように準備をしています。
しかし、一方ではonlineでは満たされない知的好奇心があるのも事実です。CAOS、MIOS共に最先端の技術を小規模で討論する場であり、現地開催にもこだわりを持つ参加者が少なくありません。また、最先端研究を発表される先生はweb発表のセキュリティーを危惧されています。その結果、万一の場合は完全webに切り替えますが、少人数でも感染予防対策を完璧にとりながら現地開催する方針とさせていただきました。講演、シンポジウムなど、各演者の所属施設の規則に従って、onlineでの発表も受け付けます。急な変更にも対応させていただきます。
一般演題は過去最高の260題の応募をいただき、心より御礼申し上げます。延期により演題取り下げが約30題、現地口演が約70題、160題がweb発表とご回答をいただいています。講演、シンポジウム、パネルディスカッションは現時点で8割の演者が現地講演の予定です。
セキュリティー対策ですが、汎用遠隔通信ソフトでは情報漏洩の危惧が払拭されません。今回はe-casebookの独自ソフトを使用させていただきます。しかし、それでも情報漏洩を危惧される先生は現地口演だけとすることもできます。先進性の高い演題は希望があればweb配信しません。
web登録にご同意いただいた演題は7月30日からe-casebookに音声動画付きでアップロードを開始します。容量に制限はございません。参加費を支払った参加者のみが閲覧でき、学会終了後一定期間で閉鎖させていただきます。web登録希望されない場合はアップロード不要です。
演者の同意をいただいた講演はライブ配信し、参加者がI Dとパスワード入力して視聴可能です。日整会の単位は現地聴講者のみが取得可能です。
参加費は懇親会を中止させていただくためweb参加、現地参加とも5,000円の予定です。主題と一般演題のうち、web登録、現地口演それぞれから学会奨励賞を複数選出させていただきます。
本学会では、A I、ナビゲーション、ロボットなどのコンピューター最先端技術、最小侵襲手術手技、情報化社会でのサイバーセキュリティなど他学会では得られないトピックスを取り上げさせて頂いています。状況が許すようでしたら直接現地へお越しいだだき、生で討論し、手術ロボットを展示場で体験していただければ幸いです。
会場となる高知医療センターは高知空港、高知インター共に車で15分のところです。レンタカーなどでドライブするのにはベストシーズンです。
爽涼の9月、高知でお待ちしています。
第14回日本CAOS研究会
第26回日本最小侵襲整形外科学会
会長 時岡 孝光
(高知医療センター 整形外科 主任科長)
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